2008年05月12日

風中雑談

 一昨日あたりから天気が冴えず、降ったり止んだり、今日などは、ひどく強い風が吹いておりました。
 私、風は嫌いです。
ブーブーとやられると、本当に凹んだ気持ちになります。
 それでも今日は、やる気に満ちて、外の仕事を結構しました。

 皆さんはご存知ですか?
この季節、シロアリの季節ですよ。

 うちは昨年、万を超える、恐ろしい数のシロアリが発生しまして、それはそれは大騒ぎでした。
 雨の日の翌日の、天気の良い夕方、これが要注意です。
私のところは数日間出続けて、掃除機を2台も壊した程でした。

 結局、大家さんが業者を呼んでくれまして、ちなみこういうの、結構お金が掛かるんですよ。
私が払ったわけではありませんが、40万円近く掛かったのではないか知らん。
 床下に、薬を隈なく撒いてもらって、なにせ昨年は、妻が妊婦でしたから、しばらくはホテルや車に
寝泊りする毎日でした。

 ところで、シロアリの生態って、面白いんですよ。
 まず、「女王」と「王」がおりますね。
これは、生殖活動ばかりをやっております。
 で、どんどんと生まれる子は、元々はみんな同じなのですが、女王や王の掛けるフェロモンに
よって、働きアリ、兵アリとなっていきます。
 しばらくしまして、巣がいっぱいになりますと、今度はニンフと呼ばれる、翅のあるアリが誕生します。これは巣の外へと飛び立って、新たな地で、新たな女王・王となるアリです。

 このニンフ、これが我々をぎょっとさせる、大量の翅アリです。
 まあ、次から次へと、床の隙間や柱の隙間、ゾロゾロゾロゾロ、
しかし、考えてみますと、これだけの大群が発生するということは、やはりそれだけ、
生き残る確率が少ないということなのでしょうね。

 で、この時、シロアリ屋さんに、床下の環境が、非常に良くないよ、と言われました。
シロアリに喰われているのは勿論、それよりも何よりも、湿気が溜って、柱や根太が腐りかけているよ、と言われました。
 言われてみれば確かに、我が家の縁の下はすべて板で被われて、最近の家に見るような、
鉄格子の通気口のようなものがまるでありません。これは見るからに、湿った感じがいたします。
 そこで、この板を取っ払って、網戸のようなものを作ろうではないか、と思い立ち、早いもので、
1年の月日が流れました。

 ここ数日、雨風の中、この縁の下の網戸作りをやっておりました。
こんな天気の中やらなくてもよさそうなものですが、変に気持ちが昂ぶりまして、
頭の中では、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」が流れていたような気がいたします。

 その一方で、畑のきゅうりの苗に被せてあったビニール袋が、5つも風に飛ばされていました。
 夕方、飯の支度をしておりますと、その内のひとつが、何処をどう遊んできたのか、ひょっこりと、
窓越しにその姿を現しました。

 このまま吹かれれば、きっと玄関先に出てくるよ。
妻の言葉に、寒い中、再び表に飛び出しますと、いつまで待ってもビニール袋は現れません。
 台所の窓の辺りを覗き込むと、それは何かに引っ掛かるのか、どうしても風に乗り切れず、
もたもたとするばかりです。
 山の斜面を背負った台所ですから、取りに行けるような場所でもなく、
私、チチチ、と舌を鳴らしたり、ピュピュウと、口笛を吹いたりしました。

 犬猫ではありませんから、そんなことではやっぱり駄目で、その内に、ドウと吹き降ろした強い風、
おかしな具合に煽られて、反対の方向へ、フワリと飛んで行ってしまいました。



 



 
 









  


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