2008年05月27日

殺生

 私、無益な殺生はなるべくしないように心掛けております。
 バラモン教でしたかゾロアスター教でしたか、虫を踏み潰さぬように裸足で歩いて、吸い込まぬように口鼻を覆って、これはさすがにやり過ぎだと思いますが、徒に命を奪う、これはやっぱりいけません。
 一方で、蚊なんかは平気でバシバシとやりまして、しかしこれ、害のあるものとないもの、その分別なのであります。
 以前、マラリアに苦しめられた私は、蚊は、許されるだろうと思うのです。
 
 ムカデやスズメバチ。
こういうのは、無論、好きなわけではありませんが、なるべく捕まえて逃がしてやります。
 蚊と違って、人を狙う虫ではないですからね、基本的に無害だと思うのです。

 殺生とは、やはり恐怖の裏返しなのだと思います。

 最近、畑の枝豆が元気でして、これが青々と、雨上がりの夕方などは、湿った土の色に映え、
とてもきれいです。
 しかし困ったことに、この枝豆にたかる虫がおりまして、それは鋼色の小さな丸い甲虫です。
 この甲虫、なんとなく放っておきましたら、段々と数が増えまして、気がつけば、新芽の辺りにビッシリと、この間などは、茎を1本食い折られてしまいました。
 こうなれば、放っておくわけにもいかず、それからは、見つけるたびに掴み取って、何処かに放り投げたり、プチプチと、潰したりしておりました。

 ところが、あんまりプチプチとやっている内に、私、なんだか気が滅入って参りました。
そうして、こんなことを考えました。

 俺は本当に、こんなに沢山の命をプチプチとやってまで、枝豆が食いたいのか?
俺がこの夏食う枝豆は、そんなに価値があるものなのか?
市販の冷凍の枝豆だって、十分に美味しいじゃあないか。

 やはり殺生は、宜しくない。
追っ払いながら、収穫出来る分だけ収穫すればよい、そう反省いたしました。

 今日の夕方は、この虫を捕まえては放り投げ、しかしこれ、ブンブンと飛び回る羽虫ですから、
しばらくするとまた戻って来て、あんまり意味がないようでした。
 
 どれくらいそんなことを繰り返したのか、お仕舞いに水を撒き、いやあ、暑い一日でした。





   

Posted by wajin at 22:02Comments(0)TrackBack(0)